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5月8日

Vaccine

こんにちは!こにし動物クリニック獣医師の関原です。

 

テレビでは一日中新型コロナウイルス関連のニュースばかり流れていて、終息の兆しが全く見えません。

今日は、新型コロナウイルスのニュースの中で取り上げられた「ワクチン」についてお話ししたいと思います。

なぜワクチンの開発が必要なのか、ワクチンを打つとどうなるのか、そもそもワクチンとはなんなのか、このあたりをワンちゃん・猫ちゃんのワクチンと関連してお話しさせてもらいます。

おうちのワンちゃん・猫ちゃんにワクチン接種をさせていない方は、このブログを読んでワクチンの重要性を理解していただけたら、と思います。

 

○ワクチンの種類

・生ワクチン:毒性を弱らせた、生きたままの病原体を材料に使っているワクチン

・不活化ワクチン:不活化した(=殺菌、感染力を無くした)病原体の一部を材料に使っているワクチン

生ワクチンは感染するリスクがあったり、不活化ワクチンはアジュバント と呼ばれる補助剤によってアレルギー反応が起こったりと、それぞれデメリットがあります。

 

○ワクチンを接種する目的

ワクチン接種の目的は「弱くした病原体や病原体の一部をわざと体内に入れることで、感染の予行練習を行うこと」です。

 

病原体が感染すると、B細胞という免疫系の細胞が抗体を作り始めます。

抗体は病原体にくっついて病原体の動きを抑えたり、体内から排除しやすくしてくれる働きがあります。

初回感染時→病原体が感染してから抗体が作られるまでに時間がかかるため、病原体が増えたり暴れたりして、症状が重篤化しやすい

2回目以降感染時→B細胞が病原体を記憶していて、感染後すぐに大量の抗体が産生されるようになるため、感染しても軽症〜無症状で済みます

ワクチン接種をすると初回の感染が、本当の感染ではなく予行練習となるので、多くの場合で重症化することなく抗体を作ることができます。

そして本当の感染が起こった時には、素早く大量の抗体が作られるので重症化せずに済みます。

これがワクチン接種による病気の予防の仕組みです。

なので「ワクチンを接種すると感染しなくなる」は間違いです!

「感染はするけど、最低限のダメージで済む」というのが正しいです!

 

○犬のワクチン

a.混合ワクチン

ウイルス感染症(ジステンパーウイルス、アデノウイルス、パラインフルエンザウイルス、コロナウイルス、パルボウイルス)と、レプトスピラ菌感染症を組み合わせたワクチンです。

何種類の感染症を予防するかで「6種混合」、「8種混合」などがあります。

生活環境によって適切な種類が変わるので、詳しくは獣医師にご相談ください。

※混合ワクチンに含まれるコロナウイルスとCOVID-19は全く別のウイルスであり、関係はありません。

b.狂犬病ワクチン

狂犬病は現在でも治療法がなく、感染すると致死率はほぼ100%という恐ろしい病気です。

新型コロナウイルス同様に、予防が重要な感染症です。

日本は世界でも数少ない「狂犬病清浄国(狂犬病が存在しない国)」です。

これは偉大な先人たちのおかげです。

これからも清浄国を維持していくために、忘れずに狂犬病ワクチンを接種しましょう。

なお、狂犬病ワクチンの接種は法律で義務化されているため、接種していない場合は罰せられることがあります。ご注意ください。

 

○猫のワクチン

1.混合ワクチン

ウイルス感染症(ヘルペスウイルス、カリシウイルス、パルボウイルス、エイズウイルス、白血病ウイルス)と、クラミジア感染症を組み合わせたワクチンです。

ワンちゃんの混合ワクチン同様に、生活環境によって必要な予防範囲が異なるため、獣医師にご相談ください。

 

○ワクチンの副作用

ワンちゃん・猫ちゃんのワクチンは稀に副作用としてアレルギー症状が出ることがあります。

主な症状は、嘔吐や下痢などの消化器症状、顔の腫れ(ムーンフェイス)、発熱、アナフィラキシーショックなどです。

特殊な副作用として、猫白血病ワクチンの接種部位にごく稀に悪性腫瘍が発生することがあります。

副作用が出るまでの時間にはバラツキがあり、接種直後に出るパターンと接種後しばらくしてから出るパターンがあります。

ワクチンを接種した日はアレルギー症状が出てこないか様子を見て、激しい運動は避けるようにしましょう。

 

○最後に

ワクチンを接種することの意味を少しでも理解していただけたでしょうか。

また、ワクチンを接種しているからといって100%安心安全ではない、ということも理解していただけたでしょうか。

全ての感染症に言えることですが、やはり大切なのは「感染しないためにどうするか」です。

新型コロナウイルスは3密(密集、密接、密閉)を防ぐことで感染を最小限に抑えることができます。

当院でも3密を防ぐために様々な対策を講じています。

皆様にはまだまだご不便をおかけするかと思いますが、診察を続けるためにもどうかご協力ください。

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