滋賀県栗東市・草津市・守山市・野洲市・湖南市の皆さん、こんにちは! 滋賀県栗東市のこにし動物クリニックの獣医チームからです。
多くの方がご存知かとは思いますが、2歳齢までに 80〜90%の犬が歯周病に罹患しています。
悪性歯周病原性細菌であるPorphyromonas gulae( ポルフィロモナスグラエ菌)。
更に線毛遺伝子が A 型<B 型 <C 型であるほど悪性度が高くなります。 犬の歯周病原性細菌の中でも特に悪性であるグラエ菌は、歯が抜けてしまう等の歯周組織に深刻なダメージを与えるだけでなく、心疾患など全身疾患との関連が報告されています。 もし感染していた場合、治療をする事で口だけでなく全身の健康を維持することができます。
P.gulae の感染は、8歳以上の犬の残歯数に大きな 影響を与えるので特に注意が必要です。
8歳以上になると、P.gulae 陰性の犬より顕著に、P.gulae陽性fimA タイプB またはCの犬の残歯数 が少なくなってしまうからです。
歯周病が進行してしまうと、退行した歯肉や抜けた歯を元に戻すことが出来ません。歯周病が悪化する前の感染のコントロールが重要となります。
歯周病は0歳から6歳までの間に著しく進行し、6歳以降の進行は緩やかです。歯周病原性細菌が定着する若い時期の歯周病対策が、将来の残る歯の数を左右する可能性があります。
結果は、こんな感じです。
ご興味のある方は、当院で可能です。採取+検査費用 15400円(税込)