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2月19日

皮膚科特別診療  〜再発性膿皮症〜

こにし動物クリニック 獣医師の谷山です。

皮膚科特別診療を開始して以来、たくさんのワンちゃんの皮膚病を

診させていただいておりますが、非常に多い疾患である

「膿皮症」について今日はお話させていただきます。

 

「膿皮症」とは、主に皮膚の常在菌であるブドウ球菌の感染による皮膚病です。

一般的な治療である

シャンプーや消毒液による洗浄や、抗生剤の内服/塗り薬

によって改善が見られる場合は大きな問題はありませんが、

そのような治療に抵抗性を示す、

もしくは治療をやめるとすぐに再発が見られる場合は、

全く異なった治療のアプローチが必要です。

 

 

実際に難治性膿皮症のわんちゃんを見ていただきます。

 

 

 

 

 

抗生剤やシャンプー療法、食物アレルギーを疑った食事療法、

さらには補助的に皮膚系のサプリメントなどを長期間(数年間)使用しても、

改善が見られず、こちらで診させていただいた子です。

 

 

全身性に膿皮症/感染兆候が見られ、痒みも重度でした。

一般的な膿皮症の治療に反応が乏しい場合、

再発性膿皮症に特徴的な基礎疾患が潜んでいる可能性があります。

 

 

その治療に併せて、

独自の薬浴療法

再発性膿皮症に特化した食事療法

を実施しました。

 

 

 

 

 

*2ヶ月経過時点です

 

   

 

 

発毛はまだ所々まばらな部分はありますが、

治療開始後から

 

新しい病変部が発生しておらず

痒みもほとんどなく楽に生活できています

現在は内服は全く使用しておりません)。

このわんちゃんは再発性膿皮症のみの治療を実施しましたが、

早期に脱毛症の改善を狙った治療を、併せて実施することも可能です。

もちろん、膿皮症以外の皮膚病の治療も行っておりますので、 

 

 

 

抗生剤やステロイドを用いた治療に反応が乏しい

年々皮膚症状がひどくなってくる、

より効果的なシャンプー療法を実施したい

などのご希望やお悩みがあれば、一度ご連絡ください。

よろしくお願い致します。    こにし動物クリニック 獣医師 谷山

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