こんにちは( ̄▽ ̄)
台風が去った後の急激な寒さに驚く看護師の藤居です。
寒いと体が縮こまったり、あまり動かなくなるので、
関節などに痛みが出やすい…
そんな訳で、今回は痛みにまつわるお話。
現在、整形外科手術後やシニア期の子を対象とした
リハビリを担当させて頂いておりますが、
実際行っていく中で感じることは、シニア期に行う運動の重要性です。
もちろん、外科手術後にリハビリを行うことも当然重要なことですが、
その場合は病院に来院された上で手術を行い、運動機能の改善状況によって
こちらからリハビリの提案をさせて頂くことができます。
しかしながら、シニア期による運動時間の縮小などでは、
そもそも来院されないケースが多く、ある程度進行した状態での
発覚が多くなってしまうのです。
『動物のいたみ研究会』という団体が、痛みのサインに関して
わかりやすくまとめておられる画像がありますので、
ご家族のワンちゃん、猫ちゃんに当てはまっていないか、
一度チェックしてみてあげて下さい。
猫ちゃんの場合は、
「高い所に登らなくなった」
「爪とぎをあまりしなくなった」といった
変化も関節の痛みなどによる症状と当てはまります。
やはり、慢性的に痛みがあること、その影響でやがて
自分で動けなくなってしまうことは
動物にとっても生活の質(QOL)が大きく下がってしまいます。
「もう年だから」という言葉はよく耳にしますが、
年齢を重ねて病気が増えてしまうことは仕方がないことにしても、
その病気による痛みや苦しみを放っておいてもよい理由にはなりません。
思い当たる行動が多ければ、是非一度動物病院での診察をおすすめ致します。
また、機能を維持するための運動は日常的に行うことが
一番重要になりますので、自宅でできる予防的なケアなどに関しても
アドバイスさせて頂ければと思いますので、お気軽にご相談下さい。