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4月19日
症例集

猫の尿道閉塞について理解し、愛猫を守ろう

滋賀県栗東市・草津市・守山市・野洲市・湖南市の皆さん、こんにちは! 滋賀県栗東市のこにし動物クリニックの獣医師久田です。

 

愛猫の健康は、飼い主様にとって最も大切なことの一つです。今回は、猫に見られる一般的でありながら深刻な健康問題である「尿道閉塞」について解説します。

 

尿道閉塞とは?

猫の尿道閉塞は、尿道が石や結晶、炎症などによって塞がれ、尿が排出されにくくなる、または全く排出されなくなる状態を指します。特に男の子の猫に多く、緊急を要する場合が多い病気です。

 

原因

尿道閉塞の主な原因は、以下の通りです。

  • 結石や結晶: 特にストルバイトやシュウ酸カルシウムの結晶が挙げられます。
  • 炎症: 尿路感染症などが原因で尿道が腫れ上がる場合があります。
  • ストレス: ストレスが尿路の問題を引き起こすことがあります。

 

↓ストルバイト結晶↓

 

↓結石が詰まってしまった場合、カテーテルを挿入し尿が出るように処置をします↓

 

 

症状

尿道閉塞の兆候には、以下のようなものがあります。

  • トイレに頻繁に行く
  • 尿をする際に苦しそうな様子
  • トイレ以外の場所で尿をする
  • 尿がほとんど出ない、または全く出ない
  • 全身のだるさや食欲不振

これらの症状を見つけたら、直ちに獣医師の診察を受けることが重要です。

予防と対策

  • 水分摂取の促進: 水を多く飲むことで尿が薄まり、結石ができにくくなります。
  • 食事の管理: 特定の尿道結石を防ぐための療法食を用いることが推奨されます。
  • 定期的な健康診断: 定期的な健康診断で早期発見を目指しましょう。

 

まとめ

猫の尿道閉塞は、早期発見と適切な治療が命を救う鍵です。愛猫が上記の症状を示した場合は、すぐに獣医師に相談してください。愛猫の健康と幸せのために、日々の観察とケアを怠らないようにしましょう。

 

この記事は、猫の尿道閉塞についての基本的な知識と、飼い主が取るべき対策についての情報を提供することを目的としています。愛猫が健康で幸せな生活を送るために、飼い主様の理解と協力が不可欠です。ご不明点や心配事がある場合は、いつでも当院までご相談ください。

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