こんにちは、獣医師の土屋です。
年明けに初めて人形浄瑠璃を大阪の文楽劇場に観にいきました。初春公演ということで大きな鏡餅が置いてあったり、劇場内に卯の書き初めが飾られており、お正月のお祝いの雰囲気を味わうことができました。
全くの無知識なので、イヤフォンガイドを借りたのですが、大正解でした。わかりやすいように太夫(読み手)の言葉の字幕が幕の上に表示されていたのですが、全く理解できないところもかなりあるので(古典の読み解きやその頃の常識とされることが…)イヤフォンガイドにかなり助けられました。太夫の読みを無字幕で理解していた当時の方々は本当に凄いです、現代語で同じ読み方をされても全く聞き取れる自信がありません…笑
また、人形の後ろに操っている人がたくさんいるわけなんですが、想像の数倍人形の動きが細やかで人形に意思があるようにすらみえました。この細やかな動きで表される冗談や小さな感情もイヤフォンガイドが教えてくれるので笑い所で笑いながら観ることができました。
さて、私が観た演目は、義経千本桜という人形浄瑠璃の三大名作といわれるほどの有名な演目だったのですが、一度も吉野の千本桜も義経も出てこない不思議な展開…。
あとで調べたところ、大筋のお話の中の小噺を抜き出して上演されていたようです。3時間くらい観ていたような気がするのですが、本筋のお話ゼロ…かなりのボリュームですね、当時は丸一日で観ていたのでしょうか?
日本史で名前だけ習った程度の知識で行きましたが、かなり楽しく観劇できました。ぜひ、皆さんも行ってみてください。