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10月11日

前立腺膿瘍

最近来た症例をひとつご紹介します。

8歳おとこの子のシーズーさんが元気、食欲なく、尿漏れがあるとのことで来院されました。

血液検査では白血球の上昇のみで他には異常はありませんでした。

おっこ検査もしましたが大きな問題はありませんでした。

去勢手術を行っていなかったため前立腺肥大(前立腺が大きくなる病気)の可能性があったため超
音波検査を実施しました。画像を載せました。

 

中央にあるのが前立腺で黒く抜けています(肥大もあります)。

液体が貯留しているということになります。

普通、前立腺にはこのような液体が 貯留することはありません。

次に貯まった液体がどんなものであるのか抜いて検査を実施しました。画像を載せました。

 すると好中球、菌がたくさん検出されました。

感染ということになります。

以前から人の医療の方では耐性菌が問題となっていますが、動物でも最近では同じことが言えます。

なのでどのような菌が検出され、どの薬剤が効くのかを検査する菌培養、薬剤感受性検査を実施する機会が増えています。

(今回も実施しました。)

その結果に基づいた薬剤を3週間使用後に再度、超音波検査した画像を載せました。

 薬剤がしっかりと効き、貯まっていた液体が無くなっていました。

菌が居なくなったということになります。

 

このような前立腺膿瘍は良くある病気ではありませんが、

前立腺肥大が要因のひとつだと言われています。

なので男の子はできるだけ早期に去勢手術をしてあげましょう!

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