こんにちは!獣医師の藤原です。
以前のブログで「猫の活動記録がつけられる首輪」のご紹介をさせていただきました。
今回は実際に使用してみた感想を報告させていただきます!
記録がとれるデバイスの導入をご検討の方の参考になれば幸いです。
届いた首輪はこんな感じです。
センサーがついていますが普通の首輪と変わらないくらい軽いです。
見た目はセンサーが4色、紐は素材も色も豊富に選べました。
記録系デバイスは、管理用のアプリに月額料金がかかることが多いです。
私の購入した首輪はプランがいくつか選べて、フルコース(猫バカプラン)だと月額580円(2021年3月時点)
複数猫の活動の比較、記録のグラフ化までしてくれるようです。
私はお試しで使ってみてよかったらプランを変えようかなと思っているので、ひとまず無料のプランで使ってみています。
無料プランでできることは「ご飯、運動、毛づくろい、睡眠の記録が1週間分記録できる。」ということ。
飲水を記録したい場合は課金が必要なようです。
実際の記録アプリ画面です。↓
外出先でも確認できるのが魅力ですね。
今何してるのかなぁとついつい見てしまいます。
「食べている」という記録は比較的正確に記録されています。
「食べている」は「齧っている」も含まれているようで、私がフードをあげていないときに記録がついているのは何か良からぬものを齧っているときでした。
「運動している」の記録はタイムラグがある印象です。
止まっているときにも、「歩いています」とでていたりします。
Wifiで飛ばして記録を処理するのに時間がかかるのかな・・・?
首輪のサイズと紐の素材が合っていなかったようで、最初はものの数分で外されていました。
紐を柔らかいコットンにして短くしたら今はしっかり付けられています。
検討中の方がもしおられたら、しっかり計っていただくことと、今つけている首輪に近い素材のものがいいのではないかなと思います。
使用してみた感想はざっくりでもいいから記録をとりたいという方におすすめかなという印象です。
フードを何グラム食べたとか、心拍数や呼吸数がどうかとか、活動性が何%落ちているかとか、そんな正確なものは記録できません。
あと、Wifi環境が必要なので、外出する猫ちゃんが外で何をしているかを記録できるものではないです。
一緒にいる時間が短くて、日中何をしているかわからないから知りたい
何頭か飼育していて一緒にご飯をとっているので食べていない子がいないか知りたい
といったことなら、十分活用できそうです。
また、私は使用していないので報告できませんが、飲水が精度よく記録できるなら多飲多尿のサインを早期発見できるかもしれませんね。
こういったウェアラブルな記録デバイスは、人間の方では某メーカーの時計が心電図や血中酸素濃度まで測れるようになっていたりして、発展が本当に目覚ましいです。
こちらのハイテク首輪もどんどんアップデートされていっているので、今後も新しい機能に期待しながら使っていきたいなと思います。