こんにちは( ̄▽ ̄)
たまには動物病院らしい真面目な話を、と思って書いた前回のブログが
「超つまんねぇ!!」と大バッシングを受けた藤居です。
結構大事なことを書いたつもりでしたが、
ちょと伝え方を間違ってしまったのか。いや、面白く
書かないことで伝えられることもきっとある。あるはず。ですよね。
なんて言いながら、今回は再び好きなものの話題で
挽回しようと画策する藤居。
ずばり、何度もみた大好きなドラマ
「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」の
話をしたいと思います。
これで藤居のやる気もエンジンスタート。
ちょっと長くなりますが、お付き合いくださいませ。
フライトドクター研修生4人のフェローシップ開始から終了までを描いたのが
1st seasonから2nd seasonまでの物語です。
放送当時はまだまだ普及していなかった「ドクターヘリ」を
題材としたこちらのドラマ、放送後全国的にドクターヘリが普及
したそうで、とても大きな功績を残されているようです。
それぞれのシーズンで4人の描かれ方が違っており、
フライトドクター研修生として、少しずつできることが増え、
患者を救うことができる瞬間が熱く描かれている印象なのが1st seasonです。
今回はそんな1st seasonより、毎回ゴリゴリに泣いてしまうエピソードをご紹介。
フェローの一人、主人公の藍沢耕作は冷静・器用・患者に感情移入をしない
医者で、他のフェロー達とも一線を画す存在。
そんな中、転倒による骨折で藍沢の勤める翔北救命センターに
運ばれた患者は、幼い頃両親をなくした藍沢の育て親である祖母・絹江でした。
しかしながら、絹江は認知症を発症しており、藍沢のことがわかりません。
小銭を誤飲したり、その影響で手元から遠ざけたお金を盗まれたと思い込み、
「(お金を)返せ泥棒!」と藍沢を罵りパニック状態になってしまう絹江に対し、
藍沢は常に医者としての立場で対応し、ただ認知症の事実を直視し、
パニックで暴れるところを抑え込んで鎮静剤を打ったりと
淡々と業務を遂行していきます…
その後もしきりに「お金を返してくれ」と懇願する絹江を諭し、
車椅子で院内の売店へ連れていくと、絹江は次々にお菓子を手に取り、
かごがいっぱいになってしまう。
「そんなに食べられないだろ?」「そんなに(たくさん)持てないから」
と何度も止めようとする藍沢に、絹江はただ「買わせておくれ」と言い続け、
お菓子で溢れるかごを床に投げ置きその拍子に小銭が散らばっても意に介さずに
お菓子を取り続ける。
「どうすんだよそんなに買って!」と藍沢が声を荒げると、
絹江はお菓子を抱えたままついには泣き出してしまう。
静かに小銭を拾い始める藍沢。
その時。
「約束したんだよ、耕作と」
絹江の言葉に、藍沢は驚いて顔を上げる。
耕作に、お菓子をいっぱい買ってやると約束したんだと
あの子は一人ぼっちで頑張っているんだと
続けて話す絹江。
「おばあちゃんには、こんなことくらいしかできないんだよ
だから、買わせておくれ…」
と車いすから降りてまで、またお菓子を取り始める絹江を、
ばあちゃん…
と、藍沢は涙しながら抱きしめる。
自分が誰だかわからなくても、絹江の中にちゃんと
藍沢の記憶があったことと彼に対する思いを知ったことで、
ずっと感情を押し殺し続けた藍沢の思いが溢れるシーン。
藍沢の気持ちを想像しても、おばあちゃんの優しい思いを感じても、
そして二人の涙する姿を見るともう泣かずにはいられません。
ここで初めて、藍沢の人間らしい姿を見るような気がします。
大事な人が自分のことをわからなくなって平気な人なんて
いないですよね…
彼の、翔北救命センターでの医者としての成長とともに、
患者に寄り添う気持ちを知っていく姿はまた、このドラマの
見どころの一つだと思っております。
もう1st season は15年も前の作品ですが、他にもたくさんの名シーンや
グっとくるセリフの多いこちらのドラマ。
2ndシーズンにはまた違った良さがあります。
見たことない、また見たい、といった方、是非ご視聴くださいませ。
余談ですが、おばあちゃん系の話に弱い藤居は、
もう20年以上前の作品
『映画ドラえもん おばあちゃんの思い出』でも
毎回ゴリ泣きしています。
泣きたい気分の時にはどちらもおすすめです。