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9月20日

心臓のセミナー報告3

こんにちは。こにし動物クリニック獣医師の原田です!

 

今回心臓のセミナー報告part3という事で報告させていただきます!

 

今回は、心臓の病気に関して少しお話させてもらいます。今回も、飼い主さんが気をつけなければいけないポイントなどを中心にお話したいと思いますので、ご興味ある方は、お付き合いください。(色の付いた文字を拾い読みしていただくとポイントを理解できます)

 

肺高血圧症という疾患についてです。

 

定義としては「様々な原因により肺動脈圧が持続的に上昇した状態で、右心不全や呼吸不全が順次進行する予後不良の難治性疾患」というものです。

 

ここでは、難しい話は置いておいて、なるべく簡単に考えていきます。

 

 

原因が様々であること

 

右心不全呼吸不全に関連した症状が出ること

 

この2点に分解してこの病気を捉えていきましょう。

 

 

まずは①

これは治療においては非常に重要です。

 

例えば、フィラリア症であったり、ワンちゃんで一番多い僧帽弁閉鎖不全症であったり、肺疾患であったり、血栓によるものであったりと、色々な疾患から肺高血圧症になります。

 

これらの原因をしっかり見つけ、治療に当たらないと、治療はうまくいきません。

 

そして飼い主さんにとって一番重要なのが②です。

 

肺高血圧症になると、どのような症状がでるのでしょうか??

・無症状・・・ⅰ

運動不耐性呼吸困難チアノーゼ発咳・・・ⅱ

失神・・・ⅲ

 

ⅱ)これらの症状は、肺高血圧症を含む心疾患でよく見られる症状

です。

なんだか元気がない散歩を嫌がる舌が青い呼吸が荒く苦

しそう咳をするなどの症状です。

 

)ポイントはこの失神です。

発作と言われる飼い主さんもいらっしゃいますが、この発作と

いう言葉は、様々な事象をあらわすのに使われており、非常に

曖昧な言葉です。今回はその中でも、飼い主さんが遭遇する確

率の高い「てんかん発作」と「失神」について説明したいと思

います。

 

てんかん発作

・脳灰白質の神経細胞における過剰な電気的発射の結果生じる

・突発性の定型的な運動性、感覚性、行動、記憶、情動、あるい

は意識の変調を伴う事象

脳の神経細胞に原因があり、痙攣幻覚幻聴ハエ咬み行

尻尾追い行動などの症状が出る

 

失神

・全般的な脳虚血によって生じる(多くは心原性)

一過性に意識を喪失し、姿勢を保てなくなる

脳血流の低下脳が酸欠状態になり、倒れるなどの症状が出る

 

簡単にポイントで鑑別すると

症状

てんかん発作(全般発作)

失神

意識消失

あり

あり

前兆

様々

ふらつき、運動失調、転倒

引き金

たいていは無い

運動、興奮

痙攣

あり

ほとんど無い

尿失禁・便失禁

しばしば

まれ

発作後

ぼーっとしたり、トイレに行ったり、水を飲んだりする

ほぼ通常通り

持続時間

数十秒~2、3分

たいていは数秒

こんな感じです。少し冷静でいられたら、こんなポイントを意識して見てもらうか、素早く動画を撮影してもらえたら、鑑別に有用です。

 

話が長くなりましたが、今回の話で症状の見るポイントを理解してもらえたら幸いです。

 

次回は、先天性の心疾患についてお話しさてもらう予定ですので、またよろしくお願いします!!

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