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7月15日

食物アレルギーvsアトピー性皮膚炎

獣医師の谷山です!

今回は犬の皮膚病で非常に多い、「食物アレルギー」と「アトピー性皮膚炎」

に関してお話しさせていただきます。


①まずは発症部位を比較してみます。

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特徴的なのは食物アレルギーの場合、腰背部の痒みが認められる点です。

しかし重複する箇所が多いので、発症部位だけで両者を鑑別するのは難しいです。

②時期(季節性)に関しては、基本的に食物アレルギーは年中(非季節性)の痒みが見られます。

アトピー性皮膚炎では夏場に痒みが強く見られ、涼しい季節には軽快することが一般的です。ですが、季節性の無い環境アレルゲンに対するアトピー性皮膚炎の可能性もありますので、季節性だけでも断定はできません。

③検査に関してですが、食物アレルギーに対する検査に除去食試験/食物負荷試験というものがあります。

実際の流れは

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このようになります。

除去食試験に用いるアレルギー反応を起こす可能性の低いフードに関しては、現在多数の新奇タンパク/加水分解タンパク/アミノ酸フードがありますので、その子その子に対応したフードを選択することができます。

さらに年齢/犬種/消化器症状の有無などを踏まえて

食物アレルギーなのかアトピー性皮膚炎なのかの判断をさせていただきます。

アトピー性皮膚炎と食物アレルギーを併発している子も多いため、生涯に渡った治療が必要になることも多いです。

ですのでフード・サプリメント・外用剤・シャンプー・飲み薬などを組み合わせ、ストレスフリーに過ごすことのできる治療をご提案させていただきます。

慢性的な痒みが気になる場合は、早めのご来院をお願い致します。

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