ペットと家族の幸せな暮らしを応援するこにし動物クリニック　看護師の井口です(^^) 

リハビリ通信第４回は、リハビリの種類・効果についてのお話しです！

一口にリハビリといっても様々な手技・方法があり、得られる効果も様々です。

まずリハビリは大きく分けると以下の３つに分けられます。
①徒手療法
②運動療法
③物理療法

①徒手療法の目的は「問題が生じている軟部組織の治療」です。
徒手療法は更に
・マッサージ
・ストレッチ
・関節可動域運動　に分けられます。
これらを行うことで、リラックス効果、血液・リンパ液の循環促進、痛みの緩和といった効果が得られます。

②運動療法の目的は「可動域(関節が動く範囲のこと)の維持・増大、筋肉・神経の刺激・機能強化」です。
運動療法は多種多様です。
・起立補助
・サイクリング運動
・引き込み反射刺激
・手押車歩行
・ダンシング歩行
・坂道歩行
・体重移動運動
・カバレッティ運動
・ジグザグ歩行

・トレッドミル(陸上／水中)　などなど…

リハビリを受ける動物の状態や強化したいもの、例えば筋肉量なのか関節の可動域なのかバランス力なのかに合わせて組み合わせていきます。

③物理療法の目的は「症状緩和、治癒促進」です。

物理療法には

・温熱療法

・寒冷療法

・電気刺激療法

・低出力レーザー

・超音波療法　があります。

手術直後やまだ動くことのできない状態のうちから利用できる療法です。物理療法を取り入れることで、徒手療法・運動療法の治療効果を強化することができます。

リハビリではこの①～③のどれかだけを行うのではなく、すべてを組み合わせて行います。

またリハビリを受ける動物の状態は、日々変化していくため、それに合わせて取り入れる療法を変えながら行っていくのです。

次回からは①～③の療法をそれぞれ細かくご紹介していきます☆

 

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