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8月5日

猫のセミナー

こんにちは。こにし動物クリニック獣医師の原田です!

 

今回はWest Japan Veterinary Forumの第7回大会に行ってきました!

 

 

 

 

 

 

 

 

この大会は、獣医師・動物看護師向けのセミナー3日連続で行われます。日本中から有名な講師陣が集まり、それを聴講しに日本中から獣医師たちが集まります。

 

同時に様々な企業がブース展示を行っており、最新の機器やフード、薬など様々な情報が得られるのも特徴です。

 

会場では様々なセミナーが同時に行われており、全て聞くことはできません。自分が勉強したい分野を選んで聴講します。

 

今回私が聴講したテーマは、ズバリ

 

です。

 

  1. 黄色い猫の治し方

  2. 猫の呼吸器感染症の診断と治療

  3. 知っておくべき猫の眼科疾患

  4. 聞けばわかる猫の会陰尿道瘻術

  5. 猫の心筋症の治療戦略

 

これらを聞いてきました。

では、飼い主さんがお家で気をつけるべきことは何か?という視点で、簡単に内容を説明します。

 

猫ちゃんは黄疸になることが比較的多いのですが、様々な原因で黄疸が出ます。

肝臓の病気や胆管の病気、腫瘍など、なんで黄疸になっているのかの原因を鑑別すること

が重要です。

診断と治療は獣医師の仕事ですので、飼い主さんにお願いしたいことは、

黄疸に気づくこと」です。

チェックポイントは

  1. 白目の色

  2. おしっこの色

    これらが黄色くなっていないか?おしっこは異常に黄色いようであれば要注意です!

     

②猫ちゃんには、様々な種類のウイルスや細菌が感染をし、目が赤くなったり、くしゃみや鼻水が出たりします。症状によって、治療方法は様々ですし何が感染しているか?ということも非常に重要です。飼い主さんにお願いしたいことは、「症状に気づくこと」「ワクチン接種」です。

チェックポイントは

  1. くしゃみしてないか

  2. 涙や目やに鼻水が多くないか

  3. 目が赤く腫れてないか

    こんな症状が見られたら、呼吸器感染症の疑いがあります!

 

このセミナーでは様々な疾患の解説があったので、全てご紹介できませんが、お家で目を

見るポイントをお伝えしたいと思います。

  1. 結膜

  2. 虹彩

  3. 角膜

 

これらの色などを意識的に見る習慣をつけると、異変を察知しやすいです!

 

④これに関しては、そもそも会陰尿道瘻ってなんだ??となると思うのですが、その説明か

らさせてもらいます。

簡単に言うと、おしっこの通り道を広げ、おしっこの通り道が詰まらないようにする手術

です。

尿道閉塞(おしっこの通り道が詰まってしまう状態)に繰り返しなってしまうオスの猫ち

ゃんに対して行います

 

では、尿道閉塞に早く気づくためのチェックポイントは

  1. おしっこが出ているか

  2. おしっこの色はどうか

  3. おしっこの臭いはどうか

  4. おしっこの回数は多くないか

    これらをチェックして、膀胱炎に早めに気づくことが大切です!

 

  ⑤最後に、猫ちゃんの心筋症に関してです。肥大型心筋症という病態が多いのですが、診断・治療ともに判断が難しい事が多いです 

  1. 呼吸状態はどうか

    呼吸状態がおかしくて来院されることが多いですので、呼吸が早いなど、気になることがある場合はご相談ください。

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