椎間板ヘルニアの治療の内容については、治療の内容を問診の上、決定します。緊急性が高い場合、最善の医療を提供できるように常に獣医療のアップデートを行っております。
身体検査、神経学的検査、レントゲン検査、血液検査などを行います。来院されたら問診、身体検査に続いて、神経学的検査、レントゲン検査、血液検査を行います。
脊髄神経が機能しているかの反応をみたり、反射があるかをみることによって、おおまかに背骨のどの位置で脊髄がダメージを受けているか、どのくらい重症なのかを調べていきます。
ヘルニア以外の脊椎の病気(背骨の骨折、腫瘍、炎症)がないかチェックし除外していきます。脊髄神経はレントゲンに映らないため、レントゲンだけではほとんどわかりません。脊髄神経はレントゲンにうつらないのです。
全身状態のチェック、そのほかの臓器の異常がないかをチェックします。今後の麻酔をかけての検査、手術の術前検査にもなります。
MRIなどで脊髄の圧迫部位が判明するため、その部分に対しての手術を行います。
脊髄神経は椎骨という骨に囲まれていますので、その骨に横穴をあけて、圧迫された脊髄にかかった圧を逃がします。そして脊髄を圧迫している椎間板物質を取り除きます。
手術をしたらおしまいではありません。動かしていない筋肉が弱らないように、また神経の回復を促すために、リハビリがとても重要になります。
当院では、手術後は7日間入院管理を行います。そして、入院中からリハビリのプログラムを組み、スタートさせていきます。面会に来られた飼い主様にも参加してもらい、退院後もリハビリできるよう練習していただきます。