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5月22日

快 晴の日に

 

こんにちは

 

看護師の藤居です。

 

今回は前回の続きのお話をさせて頂きます。

 

 

4月中旬、膵炎により入院した愛犬の快。

 

 

 

膵炎の経過は順調なはずでしたが、全体的な

体調はよくならず、ほとんど自分で立てなくなっていました。

 

そして極め付けは、急性腎障害により尿が作られていない「無尿」状態に。

 

生き物にとって、尿をつくれないことが意味するものは、即ち「死」です。

 

すぐに尿を作らせるための薬剤投与を開始し、

何パターンも試した後、やっと徐々に尿量が増え始めました。

 

追加で検査した末に、

「横紋筋融解症」という、類稀な疾患の診断が出ました。

犬での臨床報告も少なく、直接的な原因もわからない病気でした。

 

先生もあの手この手を尽くしてくださり、

血液検査の腎臓の数値も徐々に低下し、

尿量も安定していて、快もとてもしんどい思いを

しながら本当に頑張ってくれていました。

 

 

 

しかし、急性腎障害の発症から2日後、4月19日の夜に、

お別れすることになってしまいました。

 

 

また元気に一緒に過ごせる希望を見出していた矢先で、本当に本当に残念でした。

 

 

ただ、最期は快が大好きだった妻と一緒に看取ることができたので、

それまで本当によく頑張ってくれました。

 

 

葬儀の日は、とても良い天気で、「快」と言う名前に見合う快晴の空に

旅立っていきました。

 

快は、元々妻の実家に迎えられた待望の愛犬だったので妻からの格別の愛情を

一身に受けてきました。

快もそんな妻のことが特別大好きでした。

 

 

 

 

 

 

故に快にとって、藤居は恐らく飼い主ではなく

同居人のような存在だったと思いますが、

犬らしさ薄めで大人しくてドライな所も可愛くて、

一緒に暮らす前から最期までたくさんの思い出をくれました。

 

 

どんないきさつがあれど、結果がお別れとなってしまうとやはり心残りや後悔がつきもので、

自分は家族として、動物看護師として、快の為に精一杯できることをしていたのか、

どうしても考えてしまいます…

 

 

 

 

不思議なもので、深すぎる悲しみはもろに感じないように脳かどこかが

ある程度蓋をしているような感覚で実感が湧かない状態が多いのですが、

ふとした瞬間に、快がいない悲しさや寂しさが

押し寄せてきて、どうしようもなく会いたくなります。

 

 

 

二度と会えないって本当に辛くて寂しいですね…

 

 

 

 

色々と気持ちが大渋滞で全然話がまとまりませんが、

皆さんと、動物という大事な家族との時間が少しでも長く、

幸せに過ごせることを願い、これからも頑張っていきます。

よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

みててね快

 

 

 

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